説教:マルッティ・ポウッカ牧師(SLEY)

「良い手本」

マルコ12;41−44

 

今年の二月、私達はイスラエルに行ってきました。とてもいい旅行でした.一週間の間にイスラエルをあちらこちらへ回って、イエスが住んでいた町と歩いていた道を見ました。これから聖書の話ももっと理解出来ました。

 

ある所でとっても古いだまが見つかったということを聞きました.イエスの時代のだまだったので、今日の聖書の有名な話に関係があるだまでしたか。それはよく分かりませんが、

こまかい可能性があると思います。聖書に書いてある話は、本当に、本当に歴史的なはなしだったからです。

 

今日の聖書の話を読むと三つのことについて話したいと思います。

 

初めに神様は造り主でいらっしゃいます

 

また、神は霊です。

 

神は全能の聖なる主であって、天の栄光の中に住み、また同時に私たちに近くその愛の中に宿られています。

 

 

神はその御言によって、見える世界と見えない世界の、ありとあらゆる存在物を造られた御方です。天使はその見えない世界のものです。

「信仰によって、わたしたちは、この世界が神の言葉によって創造され、従って見えるものは、目に見えているものからできたのではないことが分かるのです。」(ヘブライ11:3)。

「わたしたちは粘土、あなたは陶工/わたしたちは皆、あなたの御手の業」(イザヤ64:8(7))。

「天にあるものも地にあるものも、見えるものも見えないものも、王座も主権も、支配も権威も、万物は御子において造られたからです。つまり、万物は御子によって、御子のために造られました」(コロサイ1:16)。私たちが神を父と呼ぶのは、神が万物を造り、万物を保たれるからですが、特に神がイエス・キリストにおいて、私たちをその子とされるからです。

「こういうわけで、わたしは御父の前にひざまずいて祈ります。御父から、天と地にある全ての家族がその名を与えられています」(エフェソ3:14-15)。

神様は、この世の造り主です。また、私たちが神を父と呼びます。私達が持っているものは体も財産なども、全部神様に頂いた賜物です.感謝します。

次に良い手本のおしえ

今日の聖書の箇所を読みましょう。

41.イエスは賽銭箱の向かいに座って、群衆がそれに金を入れる様子を見ておられた。大勢の金持ちがたくさん入れていた。

その時も金持ちがやっぱりいました。

42. ところが、一人の貧しいやもめが来て、レプトン銅貨二枚、すなわち一クァドランスを入れた。

皆は金持ちではありませんでした。

43。イエスは、弟子たちを呼び寄せて言われた。「はっきり言っておく。この貧しいやもめは、賽銭箱に入れている人の中で、だれよりもたくさん入れた。

44。皆は有り余る中から入れたが、この人は、乏しい中から自分の持っている物をすべて、生活費を全部入れたからである。」

イエス様は、貧しいやもめは良い手本ということを教えて下さいました。貧しいやもめは、感謝の気持ちを造り主に対して表しましたが、神様に信頼する気持ちがあったと思います.神様に頂いた者を、少し返しました。私達にとっても、良い教えです。

どうして感謝の気持ちをあらわすのか。

イエスの御業は感謝の一番の元です。

イエスの御業

イエスは苦しむ者を助け、病める者を癒し、死者を甦らせました。また、神から与えられた権威をもって、人の罪を赦されました。これらの業は彼の愛を示すと同時に、神の国の力がすでに影響を及ぼしつつあることを示しているのです。

イエスの生涯の一日については、マルコ1:21-34を読んで下さい。

またイエスがナインの寡婦の息子を甦らせた事については、ルカ7:2-17を読んで下さい。

「しかし、わたしが神の指で悪霊を追い出しているのであれば、神の国はあなたたちところに来ているのだ」(ルカ11:20)。イエスは良い業ばかりして下さいました。特に、イエスは私達のために苦しました。

 

贖罪(贖い)と宥めの教えです。

父からの使命に忠実であったキリストは、その血を流し、その生命を、私たちの贖いのためにお与えになりました。すなわち、罪無きキリストは十字架の上で、苦難を受けられることによって、私たち自身が罪のために受けなければならない罪責と刑罰とを、代わってその身に受け、神の怒りを宥めたのです。このようにしてキリストは、罪と死と悪魔の力に打ち勝ったのであり、キリストの苦難と死こそが、私たちの罪の宥めの犠牲なのです。

「わたしは、行うようにとあなたが与えてくださった業を成し遂げて、地上であなたの栄光を現しました」(ヨハネ17:4)。

イエスの御業によって、私達は喜びを持って、永遠の命の希望も持っています。それに従って、 奉仕への贖いが生まれます。

.奉仕への贖い

神がその恩恵によって、私たちの罪を赦してくださったために、私たちの内に感謝と愛と信仰による服従心が生まれ、神と隣人とに奉仕するようになります。キリスト者の全生涯は奉仕の生涯であり、このような奉仕の生涯を私たちはキリスト教倫理と呼びます。

「わたしたちが愛するのは、神がまずわたしたちを愛してくださったからです」(第一ヨハネ4:19)。

まとめて、貧しいやもめの手本に従って、奉仕への贖いを持って、神様に信頼して奉仕しましょう。     アーメン

フィンランド賛美歌:447 キリスト 世の光

 

子供祝福式

 

 

 

新規の投稿
  • 2025年4月27日(日)復活節第二主日 礼拝
    司式 吉村博明 牧師 説教 木村 長政 名誉牧師 (日本福音ルーテル教会) 聖書日課 使徒言行録5章27~32節、黙示録1章4~8節、ヨハネ20章19~31節 説教題 「復活の主、弟子たちに現る」 讃美歌 158、155、306、260、480 特別の祈り 全知全能の父なるみ神よ。 […もっと見る]
  • スオミ教会・フィンランド家庭料理クラブのご案内
    5月の料理クラブは10日(土)13時から開催します。 今フィンランドでも春の季節が深まってきています!5月の料理クラブではフィンランドの伝統的なドーナツ「ムンキ」を作ります。表面はサクサク、中身はソフトな甘いムンキの秘密はプッラの生地で作ること。 […もっと見る]
  • 手芸クラブの報告
    4月の手芸クラブは23日に開催しました。暖かい雨の日で梅雨を思わせる陽気でしたが、今は色んな花が咲いているので、とても美しい季節です。 今回の作品は前回に続いてバンド織りのキーホルダーです。はじめに前回と同じように参加者がキーホルダーの毛糸の色を選びます。選んだ毛糸でどんなキーホルダーが出来るか楽しみです。 […もっと見る]
  • 子ども料理教室の報告
    子ども料理教室は4月19日に開催しました。この日はちょうどイースター/復活祭の前日だったので、みんなでイースター・パイナップル・マフィンを作ってイースター・エッグの飾りつけをしました。 […もっと見る]
  • 歳時記
    <・・・・あなたがたの名が天にしるされていることを喜びなさい。 ルカ 10:20 ここで、あなたがたに奥義を告げよう。わたしたちすべては、眠り続けるのではない。終りのラッパの響きと共に、またたく間に、一瞬にして変えられる。 Ⅰコリント 15:51> […もっと見る]
  • 牧師の週報コラム 
    ルターによる御言葉の説き明かし(フィンランドの聖書日課「神の子らへのマンナ」4月8日の日課から 「全ての人がアダムを通して死ぬように、全ての人はキリストを通して生けるものにされるのです。」 第一コリント15章22節 […もっと見る]
  • 歳時記
    復活祭おめでとうございます。                                                  […もっと見る]