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宣教師のフィンランド国内支援教会訪問について
フィンランドのルター派国教会の海外伝道の仕方は、それぞれの教会が宣教師を派遣するという形ではなく、 SLEY(フィンランド・ルーテル福音協会)のような国教会公認のミッション団体が宣教師を養成・派遣し、国教会内の教会がそれを支援するというやり方を取っています。国教会内で私たちヨシムラの日本伝道を支援する教会は12あります。その他にも3教会が派遣宣教師に関わらずスオミ教会を支援し、あとSLEY傘下の3教会もスオミを支援しています。
今年は、ヨシムラを支援する教会を7つ(オウライネン、ヴァ―サ、ユルヴァ、ライティラ、マスク、ヴァハト、パイミオ)とスオミを支援する教会を1つ(コウヴォラ)を訪問しました。今年の訪問先は、北のオウライネンが滞在地トゥルクから550キロ、東のコウヴォラが350キロと拡がったため、移動距離は延べ3,500キロになりました。
教会訪問で何をするのかと言うと、訪問日が日曜日の時は礼拝の説教を担当し、平日ならば小礼拝や各教会の海外ミッション行事を担当します。今年は2つの教会で説教が予定されていましたが、一つは都合により交替になったので、教会堂での奉仕は説教1つ、平日小礼拝1つでした。
海外ミッションの集会は、プログラム本体は大体2時間位で、最初30分位のコーヒータイム、讃美歌、牧師の挨拶とメッセージ、吉村から日本一般及びキリスト教会の動向の報告、讃美歌、パイヴィからスライド写真を交えてのスオミ教会の伝道の報告、讃美歌、質疑応答、祈り、讃美歌という内容がどこでも同じです。開始の30分前までに到着しなければならず、終わった後も参加者との懇談は続くので実質4時間位の仕事になります。今年は2日がかりの行事が2教会でありました。
この他にも、教会の地元の小中学校や高校や施設の訪問、教会役員との懇親会等もあります。今年は学校訪問はありませんでした。近年では、国教会と言えども公立学校に宣教師を招くというのは信教の自由からよろしくないという見方が、国教会所属率が低下している南部を中心に強まってきています。(ヨシムラ)