歳時記

露草・蛍草・青花、帽子花、万葉時代には月草とも呼ばれていました。

7 主の息がその上に吹けば、草は枯れ、花はしぼむ。たしかに人は草だ。 8 草は枯れ、花はしぼむ。しかし、われわれの神の言葉はとこしえに変ることはない。 イザヤ40

ある日の朝ベランダの鉢に露草が生えているのに気が付きました。可愛い花なので切花にして部屋にち込むと残念ながらすぐ萎れてしまいます。野の草花は自然にのままにして置くのがベストのようですね。和の色に露草色という色がありますが実際の露草の色はもう少し青味の濃い透明感のある青と思いますが如何でしょうか。露草の花の色がなぜ際立って青色に見えるのか気になっていましたがそれは花芯が補色の黄色だからと思いました。補色の対比は自然界ではよく見られますね、恐らく蝶や昆虫などに花粉のありかを知らせるためかも知れませんね。露草の色水は水で色落ちをするので手描きの友禅などの下絵を描くのにこの花の色水を使っています。

月草に衣は摺らむ朝露に濡れての後はうつろひぬとも (月草色に衣は摺ろう。朝露に濡れた後は色が落ちてしまってもよい。 ) 万葉集 7-1351詠み人知らず

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