歳時記

小島の夢

『神がこう仰せになる。終りの時には、わたしの霊をすべての人に注ごう。そして、あなたがたのむすこ娘は預言をし、若者たちは幻を見、老人たちは夢を見るであろう。 使徒言行録217

年の瀬を迎えて限界集落一歩手前の団地の小さな商店街もそれなりに賑やかになって来ました、そんな巷の喧騒に背をむけて散歩コースの谷戸池にやって来ました。池畔には幾本かの朽ちた杭が並んでいます。その中の私の好みの杭の先に名も知らぬ矮木が宿り根を張りました、やがて程よく成長して小島の主のよう大木になりました。私の夢はあの木の下に小さな庵を結び終日読書三昧に明け暮れし飽きたら窓から釣り竿をのばし釣れるか否か気にもせずそれにも飽きたらひっくり返って昼寝に・・・池畔の朽ちた棒杭を眺めながら思うのです。

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