歳時記

 

裏の辛夷の木の芽が日毎に膨らんできました。陽当たりのあまり良くない場所ですが辛夷は少しでもと陽を求めて枝を延ばしています、そして地上には春を待ちかねたようにタンポポが咲き出しました。まだ少し早いのではないかと心配しています、これから先には雪の日もあろうにと。

ところでタンポポと聖書をネットで検索していたら次のような面白い記事がありました、ネットからの受け売りで申し訳ありませんが。ラファエロの「聖母子と幼い聖ヨハネ 」と言うの絵の中にマリア、イエス、ヨハネが草原に座っていて周りには色々な植物が描かれています。それぞれの植物には各々聖書的な意味が含まれているそうです、ここから引用「この一見、牧歌的な光景の中でも、受難が主題であることは、三者の周りに描かれている植物が示しているともいわれる。エットリンガーという学者の研究によると、マリアのすぐそばにあるカワラマツバはキリストの降誕のときに飼い葉桶のまぐさに入っていたもの、シクラメンはマリアの愛と悲しみの象徴、スミレとオオバコはマリアの謙譲を示すという。イエスとヨハネの側にあるタンポポは未来の受難の苦しみを、ウマノアシガタはイエスの死を、そして、ヨハネのひざの上のアネモネは復活を示すという(小学館『世界美術大全集』第12411 頁、佐々木英也氏の解説参照)。十字架の杖だけでなく、これらの植物のシンボリズムによっても、絵の主題が十字架の意味、すなわちキリストの死と復活の神秘であることは明らかである。」

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