手芸クラブの報告 2025年1月29日

今年最初の手芸クラブは1月29日水曜日に開催しました。朝は寒かったですが昼間は太陽が輝く暖かくて気持ちの良い日でした。

今回は「Silmukannostotekniikka」というテクニックを使ってストールを編みます。参加者の皆さんは自分の好みの毛糸とそれに合う編み棒を持参されました。今回使う毛糸はモヘアとウールの二種類です。初めに出来上がり例を見て自分の作りたいストールの巾を決め、モヘアで作り目を編み始めます。それから表編みと裏編みで編んでいきます。二段を編んでから毛糸をウールに変えて編み続けます。この時、一つ置きの編み目を編まないで編み棒にのせるだけという、今日のテクニックの特徴で編みます。だんだん、一人一人の編み物の模様はどんなものになるか楽しみになってきました。次はウールからモヘアに変えて表編みと裏編みで編みます。それからまたウールに変えて「Silmukannostotekniikka」で編んでいきます。この時になると、「きれいな模様ね!」「可愛い!」との声があちらこちらから聞こえてきました。

今回、お家で編み始めた方はマフラーを持参してそれを編まれていました。すでに長いものになっていましたが、これからどのくらいのものになるか楽しみです。

「Silmukannostotekniikka」は多くの参加者にとって新しい編みテクニックでしたが、それでも今日はきれいなストール編みのスタートとなりました。完成まで時間がかかるので、次回は続きを編みます。

秋の手芸クラブで編んだフィンガーレス手袋を完成された方が素敵な手袋を見せて下さいました。

編み物に集中した後はコーヒータイムで一息入れます。フィンランドのコーヒーブレッドPullaを味わいながら歓談の時を持ちました。そこでいつものように聖書のお話を聞きました。今回の話は、編み物の裏側がごちゃごちゃしたものになっても、それは表側がきれいに出来上がるためにそうなっているにすぎないということ、天の神さまも私たちの人生を同じように美しいものに仕上げて下さるという内容でした。今回も楽しい歓談のひと時を一緒に持ちました。

次回の手芸クラブは2月26日の予定です。詳しくは教会のホームページの案内をご覧ください。皆さんのご参加をお待ちしています。

手芸クラブの話2024年1月29日

今日は「Silmukkanostotekniikka」というテクニックを使ってストールを編みました。編み方は表編みと裏編みの繰り返しだけですので、あまり難しい編み方ではありません。編み方の特徴は全部の編み目は編まないで編み棒にのせるものもあります。そうすると、編み物の表面は網のように三次元になります。毛糸は二つの違う色なので表面の三次元ははっきり見えるようになります。ストールの裏側は網のようになりませんが、毛糸の色の段がはっきり見えてきれいです。

皆さんは多色の毛糸を使って編み物を編んだことがありますか。私は編んだことがありますが、あまりきれいに編めませんでした。

これは聞いたお話です。ある女の子が多色の毛糸を使って編み物を編みました。お父さんは娘が編んでいるのを見て少し心配になりました。お父さんはお母さんに言いました。「娘が編んでいるのを見たけれど、編み物は全然きれいではなかったので、ちゃんと教えてあげなさい」。しかしお母さんは娘にそのまま編み続けさせました。編み物がやっと完成しました。その時娘はお父さんのところに走って行って「お父さん、見て編み物ができました」と喜んで言いました。娘の編み物がきれいで素敵だったので、お父さんは驚きました。それはどうしてだったのでしょうか。初めにお父さんが見たのは編み物の裏側だったのです。それはめちゃくちゃだったので娘は編むことが出来ないと心配になったのです。しかし完成した編み物の表面は全く違ったのです。お父さんは娘が素敵な編み物が編める事に嬉しく驚きました。

この編み物のお話から天の神さまについて知ることが出来ます。それは天と地と人間を造られた神さまが私たちの人生をどのようにご覧になるかについて教えています。私たちは自分の人生を振り返ると、ごちゃごちゃしていて娘の編み物の裏側と同じように見えるかもしれません。娘の編み物の裏側には結びがあったり毛糸がごちゃごちゃになっていました。私たちの人生も行くべき道がはっきり見えない時があったり、あちらに行ったりこちらに行ったりして編み物の裏側と同じです。しかし天の神さまは私たちの人生が編み物の表面のように美しくなれるように導いて下さいます。

旧約聖書の詩編にはそのような神さまの導きについて次のように言われます。「わたしはあなたを目覚めさせ行くべき道を教える。あなたの上に目を注ぎ、勧めを与えよう。」詩編32篇8節。このみ言葉は素晴らしい励ましになります。神さまは私たちに行くべき道を教えて下さると約束しているからです。私たちが神さまのことを知って信じるようになると神さまは人生の中でもっとも大事ななこと、行くべき道を教えて下さいます。

私たちはどのようにして神さまのことを知って信じるようになるでしょうか。神さまは聖書のみ言葉を通してご自分のことを私たちに教えて下さいます。聖書のみ言葉を通して神さまを知って信じるようになると神さまへの信頼が生まれます。

神さまへの信頼が生まれると詩篇の25編に書いてあるように神さまにお祈りすることが出来ます。「主よ、あなたの道をわたしに示し、あなたに従う道を教えて下さい。」詩編25編4節。私たちがこのようにお祈りすると、神さまは行く道を示して下さるのです。それは私たちが思い描く道ではないかもしれませんが、それは娘の編み物の裏側と同じです。神さまを信じ信頼して進んで行けば神さまは編み物の表面のことを見て道を示して下さいます。そして、あとで完成した編み物を見せて下さいます。このように神さまは私たちと一緒に歩んでくださいます。詩篇のみ言葉のように「あなたの上に目を注い」で下さっているのです。

私たちは人生の歩みを振り返るとお話の編み物の裏と同じようにめちゃくちゃに見えるかもしれません。しかし神さまは私たちの人生を編み物の表と同じような美しいものとしてご覧になって行くべき道を示して一緒に歩んでくださいます。神さまを信じ信頼することでそうなるのです。その神さまが送ってくださった一人子イエス様に信じると、私たちの心と魂はイエス様に向かいます。これが神さまが示す道です。心と魂がイエス様に向いて人生を歩んで行くと、裏だけではなく表もある編み物のようになるのです。

私たちもいつもイエス様に向いてこれからも歩んで行きましょう。そして今日のストールを美しいものに編みましょう。

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