手芸クラブの報告

キーホルダー

4月の手芸クラブは23日に開催しました。暖かい雨の日で梅雨を思わせる陽気でしたが、今は色んな花が咲いているので、とても美しい季節です。

今回の作品は前回に続いてバンド織りのキーホルダーです。はじめに前回と同じように参加者がキーホルダーの毛糸の色を選びます。選んだ毛糸でどんなキーホルダーが出来るか楽しみです。

それではバンド織りに入りましょう。まずワープになる毛糸をカードの穴に通します。穴は小さいので皆さん集中して毛糸を一本一本通していきます。それから各自、自分の作業する場所を決めて織り始めます。カードでワープを開いてからよこ毛糸をワープの間に入れます。これを繰り返しながら織り進めます。以前参加された方だけでなく今回初めての方も手が早くて、間もなくして毛糸のきれいな色合いが見えるようになりました。慣れた方々はもう少しレベルアップしてハートなどの模様も作られました。皆さんは自分が作っているものに集中していましたが、他の方が作っているものにも興味があって少し見に行ったりしました。その時は、かわいい!きれい!素敵な色合いね!と感心し合う声があちこちから聞こえてきました。出来あがったNauhaに輪を入れて結ぶと可愛い色とりどりのキーホルダーの完成です!

今回も時間はあっという間に過ぎてコーヒータイムになりました。イースター・パイナップル・マフィンを味わいながら楽しい歓談の時を持ちました。その後で、ハートやそれに関連してイースター復活祭の後に起こった出来事についてお話がありました。

次回の手芸クラブは5月28日の予定です。詳しくは教会のホームページの案内をご覧ください。皆さんのご参加をお待ちしています。

 

手芸クラブのお話2025年4月24日

キーホルダー今日は前回に続いて、織物のNauha を作りました。皆さんと今日も素敵なNauhaを織ることが出来て、嬉しいです。今日はNauhaに可愛いらしいハートの模様も作りました。少し難しかったですが、織れるようになると、もっとたくさん作りってみたいという気持ちになります。次はどんな模様が織れるようになるのか楽しみです。

ハートのシンボルはあちらこちらで見かけられ、様々なことを象徴しています。例えば愛、友情、感謝、信頼などを象徴しています。最近は、友達同士がメールやメッセージでハートの絵文字を使って相手を喜ばせるのも、普通になっています。ハートは色んな意味を持っていますが、最も一般的なのはやはり愛でしょう。

キーホルダー聖書には愛について沢山書かれています。この前の日曜日はイースター復活祭のお祝いでした。スオミ教会でも盛大なお祝いを行いました。これからお話するのは、イースター復活祭の後に起こった出来ことです。イースターの前にイエス様が十字架で亡くなられましたが、三日後週の初めの日に天の神さまの力で蘇らせられたのです。その後イエス様は何度も弟子たちの前に現れました。弟子のペテロにも現れました。ペテロはイエス様が十字架に付けられる前にイエス様の裁判様の様子を遠くから見ていましたが、イエス様の弟子であることを人の前で三回も否定してしまいました。

次の場面はティベリアス湖という湖のほとりで起きたことです。そこにペテロもいました。イエス様は弟子たちに食事を用意して一緒に食べました。その後、イエス様はペテロにこう尋ねました「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか。」ペテロが、「はい、主よ、私があなたを愛していることは、あなたがご存じです。」と答えました。イエス様はかつて、ペテロが自分のことを知らないと言ったことをよくご存じでした。イエス様はこの質問「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか」をペテロに三度も繰り返されました。ペテロはイエス様が不信感を抱いていると思い過去のことを思い出して悲しくなりました。同時に自分の愛は不完全であることにも気づきました。ペテロは自分の弱さもよく知っていたのです。完全な愛を持っておられるのはイエス様だけだということもペテロは理解していました。

もし私たちがペテロの立場にいたら、どう感じるでしょうか。私たちもペテロと同じように弱く、自分の愛の不完全さに気づくでしょう。その時、イエス様の質問を逆に「イエス様は私たちを愛しているか」と考えてみると良いでしょう。聖書はこの質問に明確な答えを示しています。新約聖書のヨハネの第一の手紙4書10節には次のように書かれています。「私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛して、私たちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。」

神さまの愛は、人間の愛と比較することは出来ません。神さまの愛は無条件の愛でとても深いのです。私たちは神さまが教えて下さることを忘れてしまったり、神さまの御心に従って生きることが出来ません。私たち人間の愛は不完全です。そのことが、嘘をついたり、悪いことを話したりすることを通して現れてきます。イエス様の弟子たちも同じような弱さをもっていました。それにも拘わらず、神さまはそんな弱い私たちを愛して下さいます。

イエス・キリスト、十字架神さまの愛はどのように現れたのでしょうか。それはイエス様の十字架の出来事を通してはっきり示されました。イエス様は十字架にかかって死ぬことを通して私たちや世界の全ての人の救い主になられたのです。これより深い無条件の愛はこの世にはありません。このようなイエス様の全ての人々に対する愛は私たちに向けられているのです。私たちはその愛をただ受け取るだけでよいのです。ここに、神さまの私たちや世界全ての人々に対する愛があるのです。

画像 2008-04-03 by MMBOX PRODUCTION christiancliparts.net
イエス・キリストはペテロに「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか」と尋ねました。

イエス様がイースターに復活されて弟子たちに現れた時、彼らはやっと神さまの人間に対する愛、救いのご計画を理解することが出来ました。私たちはイエス様のお姿は見えませんが、

聖書を読んだり、み言葉を聴いたりすると神さまの愛を信じることが出来るようになります。その時、私たちは弟子たちと同じようにイエス様の愛に包まれます。

今日はハートの模様のNauha を作りました。これからハートの印を見る時にイエス様の深い愛のことを忘れないように行きましょう。

 

 

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